コーヒーセレモニーに行ってきました!

コーヒーセレモニーに行ってきました!

こんにちは、スタッフのつむこです。

先日、ゆにわのスタッフで行った「コーヒーセレモニー」に参加しました。

コーヒーセレモニー(コーヒー茶道)とは、1杯のコーヒーを通じて自分自身と向き合う〝儀式〟のこと。


いつものコーヒーとは違う感覚で、愉しむことができました。

その時の様子をレポートします。


コーヒーセレモニーについて

ゆにわのサウンドシステム『SIRIUS(シリウス)』の開発者であり、世界的な音響専門家でもあるY氏から伝えられた、コーヒーの新しい愉しみ方。歴史をさかのぼると、戦国時代の武将は、自分が淹れたお茶を飲んでその日の自分の状態を判断し、自らを整えていたといいます。さらには、相手のたてたお茶を飲み、その人物が信頼に足るかどうかを判断していた、と。

コーヒーセレモニーは、そんな茶の湯から着想を得ています。とくに朝、1日のスタートに行うのがおすすめです。


コーヒーセレモニーの講師は、『ボディヒーリングサロンゆにわ』の整体師・万福たけし氏。

知る人ぞ知るコーヒー通であり、ご自宅でも、コーヒーセレモニーをたしなんでいるとか。


まずは万福さんの実演をみんなで見させていただきました。


コーヒーセレモニーでは、コーヒーを抽出するのに茶の湯の道具を使います。

茶釜に見立てた鍋にお湯を準備し、柄杓(ひしゃく)で湯をすくい、竹笏(たけしゃく)に沿わせるようにして、コーヒードリッパーに湯を注ぐのです。


古来より、竹には「気」を通す性質があるとされ、淹れた時の自分の状態が、コーヒーに表れるのだとか。

そして道具は、右手と左手を、1回ごとに持ち替えます。

左右の手の陰と陽のエネルギーがひとつになる、と見立て・・・。



ちなみに、こちらが使う道具一式になります。



それでは、いよいよ各自コーヒーを淹れていきます!



わたしはお茶の道具を使うのが初めてで、最初は「難しそうだな」と思ったのですが、実際にやってみると、お湯を細くゆっくり落とすことができて、意外と淹れやすかったです。

会場が『茶肆・ゆにわ』というお茶屋さんだったこともあり、空間の清々しい〝気〟が、自分の身体を通り、さらに竹笏(たけしゃく)を通ってコーヒーに注がれるような、そんな感覚になりました。



お湯を注ぎ終わった後は、抽出されたコーヒーがポタポタと茶碗に落ちる様子を最後まで見守っていました。

しっかり「見る」ことで、エネルギーのこもったコーヒーになります。


それぞれが淹れたコーヒーは、万福さんに飲んでもらい、どんなイメージが浮かんだか?を率直に述べていただきました。



ちなみに、わたしが淹れたコーヒーは、「階段でしゃがみ込んでしまっている感じ」「もっとジャンプできそう」というビジョンが見えたそうです(笑)。

それが、コーヒーに映し出された今のわたしの課題。

これまでの日々を振り返り、小さなことからでも挑戦していこうと思いました!



コーヒーセレモニーは、ご自宅でも気軽にお愉しみいただけますし、今後、不定期でのイベントも開催する予定です。


もし機会があれば、ぜひお試しくださいね。



それでは、参加スタッフの声をいくつか紹介させていただきます。


●スタッフ/海野さん(シロフクコーヒー店長



自分を整えるからこそ、エネルギーの高いコーヒーになる。

コーヒーセレモニーは2回目。前回、万福さんに飲んでいただいた時は、「喉にちょっと詰まりがあるようなイメージ」と感想をいただき、「魂が言おうとしていることを、自分自身が止めていたんだな」と気づきました。今回、再び飲んでもらったところ、前回のような「詰まり」はなかったと言ってもらいました。自分がよい状態だからこそ、お客様といいご縁を繋げるようなコーヒーが淹れられると思います。次の課題を見つけ、またチャレンジの日々を送りたいです。


●スタッフ/フミさん(飲食部門)



自分自身を振り返るきっかけに。

おもしろかったです!初めてのことでもあり、いい感じで手元に集中できました。普段はお茶を飲むことが多く、コーヒーを淹れること自体が稀です。コーヒーセレモニーは、茶の湯を現代風に行う感じで、新鮮な楽しさがありますね。みんなで行うところも楽しさの一つだと思います。手元をよく見て、ていねいに行うことを心がけました。淹れたコーヒーに対しては、「ちょっと薄いね」との感想が。これは、味だけの問題でなく、「もっと濃い日々を過ごしなさい」というメッセージかもしれません。今日を機に、より熱くチャレンジしていきます!


●スタッフ/おけぴさん



まるで瞑想のようでした。

みんなが淹れたコーヒーを飲ませてもらって、コーヒーの〝味〟だけではなく、それぞれのエネルギーがこもっているのを感じました。
自分が淹れたコーヒーも、淹れた直後と時間が経ってからでは、だいぶ感じられるものが違いました。みんなのコーヒーを飲んだことで、そこにこめられた〝気〟に反応して、自分も変わったのではないか?と思ったりもしました。一杯のコーヒーを淹れる15分間、よい感じで集中できてよかったです。瞑想のようでした。


●スタッフ/あやさん(シロフクコーヒー)



空間や道具との一体感を感じました。

毎日お店に立たせてもらってコーヒーを淹れています。コーヒーセレモニーは、使う道具が全く違いますが、前回よりも、空間や道具と仲良くなれた感じがして、お湯をきれいに注ぐことができました。普段、お客様に提供させていただくからこそ、こうして自分自身と向き合って、コーヒーを淹れる時間も大切だなと思っています。


●スタッフ/おゆみさん(シロフクコーヒー)



自分自身が映し出される。

竹笏(たけしゃく)を伝わせて一滴、一滴、気を落とすようなイメージでお湯を注いでいきました。
2回目の参加になりますが、コーヒーって本当に自分自身を映し出すものなんだな、と振り返ってみて思います。今回淹れたコーヒーは、前回より凝縮感があり、まろみが加わった感じがしました。みんなのコーヒーも飲ませてもらい、同じ豆を使っても一人ひとり飲んだ後の印象がまったく違い、それを飲むことで自分のコーヒーの味の感じ方が変わるのも面白いですね。自分自身のチューニングができそうです。


ゆにわマートで取り扱いがある
コーヒーセレモニーの道具

織部茶碗
コスモ茶碗
柄杓(ひしゃく)
竹笏(たけしゃく)

コーヒー豆各種