コスモ碗 黒
通常価格
¥11,000
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¥11,000
セール価格
¥11,000
単価
あたり
ゆにわマートオリジナルスピーカー『シリウス』の製作者である音響研究家・Y氏が開発したお茶碗です。
特殊なスピーカーを用いて水に音を流し続けることで、水のエネルギーを上げた『サウンドウォーター』と粘土を使用し、熟練した職人が一点一点ろくろを回して製作している作品です。
使い方
そのままお茶や水を飲んでいただくのにもお使いいただけますが、「コーヒー茶道」の道具として、お使いいただくことをお勧めしています。
このお茶碗を販売するに至った経緯や、「コーヒー茶道」については、まずはこの下の動画をご覧ください。
織部茶碗との出会い
織部茶碗を取り扱うに至ったエピソードや、そもそもどのような茶碗なのか、また、どのような使い方ができるかを解説しています。
インドの伝統医学アーユルヴェーダ、中医学、ヨーガ、整体術など、古今東西の健康法、思想を統合する「北極流導引」を継承する。 現在は、セミナー講師、整体師として活動中。 「人の身体(からだ)は神体(しんたい)である」を合言葉に、日常生活の中で心身の声に耳を傾け、大自然と調和し、健全な心の宿る「神体」をつくるライフスタイルを伝導する。
万福たけし
整体師
── このお茶碗について詳しく教えて欲しいです。
万福
シリウススピーカーやコーヒー豆を紹介してくれているY氏に、一番初めにお会いしたとき紹介してもらったのがこの茶碗です。実は、シリウススピーカーよりも、先に紹介していただいたのがこのお茶碗なんですね。もともとエチオピアのコーヒー豆を探しているときに、ある人から紹介いただいたのが、Y氏でした。初めてお会いした時は、武道家かなと思うような風貌をされていました。
── 初めて出会った時に紹介されたんですね。
万福
そうです。初めてお会いし、話している中で「コーヒー茶道はご存じですか?私は、コーヒー茶道をやってるんです。そもそもお茶(茶道)ってあるけど、なぜ武士がお茶をしていたかってわかりますか?」と。
茶室という特別な空間に入って、自分でお茶を飲むときには、自分の状態がわかる。今日は渋いなとか。人にいれてもらう時は、相手が信用に足る人か、そうじゃないかがわかる。戦国時代は、そういうのを見極める必要があったんですね。
それをお茶でやっていた。趣味を超えて(お茶というものを趣味でやるのではなく)、相手や、自分の心を映す鏡としてのいい器、茶碗を、どの武将も命をかけて探し求めていた。だから、茶碗の中には国と同価値とされるくらいのものもあったんです。
それで、私もいろんな茶碗で、それを調べたんですよね。戦国時代のお茶碗には確かにそういうものもある。でも、江戸時代に入るとその能力が失われるんですよね。
といったお話をされるのを聞いて、この方は何者なんだ?!と思いました。
──確かに、すごいですね!
万福
しかも、たくさんの茶碗で試した、と。戦国時代の志野焼って数千万するものもあるので、いくつも試したって、この方は何者なのか(笑)と。
江戸期のものにはその力がないんです、と。と、いっても江戸期の焼き物でも何百万が普通です。私(万福)も、茶碗とか好きだからこそ、この人、すごい人やなと感じました。
自分や相手の心を映し出す本物の器、そういった写し鏡のような力を宿す茶碗を、現代に再現できないかなって思い、いろんな方法を試したそうで、その過程で、特別な音を聞かせた水(サウンドウォーター)で土を練って、その土で焼くと、その力がある器ができることがわかったそうです。
この織部焼の茶碗には、緑と黒の2種類あるんですが、その働きは陰と陽のように働きに違いがあるそうです。緑は、自分の肉体の状態が映し出され、黒は、自分の精神の状態が映し出されるそうです。
▲万福さんが実際に2つの茶碗でコーヒーを淹れてくれました。
確かに2つのお茶碗でコーヒーの味が全然違いました。
使う時は、この茶碗の上にハリオのドリッパーを重ねて、柄杓(ひしゃく)と竹笏(たけしゃく)で淹れています。(竹笏はゆにわマートでも販売しています。)
ちなみに竹という素材は、”気”をうつす性質があるとも言われています。だからその人の気が入るんですね。右手と左手、それぞれで竹笏と柄杓を持ち淹れていく。一回淹れるたびに、右手と左手とを持ち変える。私(万福)は、週に3回くらい淹れています。淹れるたびに自分の状態が整っていく感覚です。自分の状態もわかるので、今日はこう軌道修正しようとか、こうしていこうとか。あと、竹尺により、お湯も柔らかくなって、普通のコーヒーとはまた違ったおいしさがありますね。
──この淹れ方は、Y氏が考案されたのですか?
万福
そうです。これは、Y氏が編み出した儀式です。「コーヒーセレモニー」という儀式は元々エチオピアにありますが、それとは全く別物です。この淹れ方は、江戸時代の武将がやっていた茶道の本当の意味合いを、今の時代に合わせたものです。今の茶道って、形骸化の傾向にある(本来の意味合いを失ってしまってきている)ので。茶道を今の時代に合わせ、コーヒーのスタイルでやれないか?ということで、この器や、淹れ方が考案されたんです。
この器自体が、結界のようなものだと私は思っています。これを儀式としてやることが、自分を守る結界になる。書を書いたりするのと同じように、自分を見つめる儀式になるから、ただ嗜好品としてコーヒーを淹れる、飲むのとは違ったものなのです。
基本の使い方
1、甕(かめ)と茶碗に熱湯を注ぐ
甕のお湯はコーヒーをドリップするために使うもので、茶碗のお湯や茶碗自体を温めるためです。(※甕は万福たけしの私物です。)
2、ドリッパーをセットして、挽いたコーヒー豆を入れる。
写真のハリオのドリッパーがちょうどピッタリサイズです。(茶碗の直径は、10〜11cmです)
3、柄杓(ケトル)と竹笏で淹れていく。
甕に入れた熱湯を柄杓ですくい、 竹笏と柄杓を一回お湯を注ぐたびに左右持ち替えながら淹れる。 ケトルで淹れる場合はケトルを竹笏に添えながら。熱湯も、竹笏で淹れる過程でちょうどいい温度になります。 (竹笏 はゆにわマートでも販売しています。柄杓は茶道具店などで購入いただけます。)4、出来上がりです。
緑の茶碗は自分の肉体、黒の茶碗は自分の精神を表すと言われていますので、感じながら、飲んでみてください。
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