お線香 沈香(天香・坊沈)
沈香
代表的な香木の一つ。名前は「沈水香木」、つまり普通の木よりも比重が重いので「水に沈む」ことに由来しています。
日本で有名なお薬の「救心」の成分でもあり、中国医学の代表的な薬剤を主成分としています。
ジンチョウゲ科の樹高の高い常緑樹の樹皮が菌に感染したり傷がつくと、それを治すために植物自身が樹液を出します。この樹液が固まって樹脂となり、特有の香りを放つようになったものが沈香です。
大切なお客様を迎えるときなどにおすすめです。
道教の修行として伝わるお線香
中国線香のふるさとは、中国の中央部、陝西省(せんせいしょう)の西安(せいあん)という街です。
つくっているのは普通のお線香屋さん、ではなく、中国に古来から伝わる教え「道教」の修行をしている道士たち。
彼らは日常的に、歌ったり、楽器を奏でたり、御札を書いたり、瞑想するなど〝神様をお迎えする修行の一つ〟として、お線香をつくっています。
道士は医学にも精通しているため、お線香に薬草を使っていたりもします。
材料となる薬草は、『太極拳(たいきょくけん)の発祥の地』として有名な〝武当山(ぶとうさん)〟で採取しているとか。
秘伝のレシピ
そして、それぞれのお線香のレシピは、先祖代々伝わる貴重なものです。
中国では1966年から10年間にわたり、毛沢東(もうたくとう)による『文化大革命』が起こり、中国に古くから受け継がれてきた伝統的な知恵や教えの多くが途絶えてしまいました。
そんな中、どうにか生き延びることができた道教のお寺の人たちが、人知れず、教えを守り続けてきた秘伝のレシピとなります。
いろいろな種類があり、特長は様々ですが、いずれも、今まで経験したことのないような、かぐわしい香りのするものたちばかりです。
中国線香を味わう醍醐味(だいごみ)とは・・?
中国線香をゆにわマートに紹介してくれたのは、北極老人のご友人であり、ゆにわのサウンドシステム「シリウス」の共同開発者でもある、著名な音響専門家のY氏です。
世界を舞台に活躍しているY氏がわざわざ中国の秘境を訪れて、この中国線香とのご縁を繋いでくださいました。
Y氏は、中国線香についてこうおっしゃっています。
「人間には 香り、音、味、色、形を、キャッチする五感のセンサーがあるけど、それは、入口に過ぎない。実は、〝その先〟があってね・・人間には、五感のセンサーを超えた先で
〝目には見えないエネルギー〟を感じる力が備わっているんだよ」
そして、〝その先〟を感じられるようにと作ったのが、中国線香だというのです・・!
一体どういうことなんだろう?
と思うかもしれませんが、頭で考えるのではなく、ただただ香りを堪能し、身を委ねてみてください。
その香りを、ありのままに、堪能する・・
そうすることで、エネルギーをしっかり受け取ることができます。
きっと、いつもと違う感覚を体感できることでしょう。
おすすめの使用方法(ひふみ浄化法)
中国線香は非常にエネルギーの高いものなので、1本を2~3cmほどにカットして、浄化の仕上げに少量を焚くのがおすすめです。
以下のような手順で行ってみてください。
1:はじめに、窓を閉めます。
2:備長炭麗などの線香を数本焚いて、部屋の奥から入り口に向かって歩いてください。嫌な感情や記憶を、入り口に追い詰めていくイメージで歩くのがコツです。(火の浄化)
3:窓を開けて、一気に部屋の空気を入れ替えます。(風の浄化)
4:変若水(おちみず)があれば、空間に撒きます。(水の浄化)
5:最後に、中国線香を3cmくらいにカットして焚き、エネルギーチャージして完了です。
関連コラム
気持ちよく過ごせる空間のつくり方お線香の一覧はこちら>>