〜2021厳島〜 30mL

ーーなぜ香りで人生が変わるのですか？

山田
「変わりたい」と思っても、なかなか行動を変えられなかったり、迷いが生じることってありますよね。

実は人間のDNAには、変化から身を守るため〝恒常性〟が組み込まれているんです。

そのため、表向きは「変わりたい」と思っていても、無意識で、今までと同じ基準で物事を選択してしまいます。

ですが、〝なりたい自分〟は今の延長線上には存在しません。

たとえ小さなことでも、行動や選択の基準を、意識的に変えていく必要があります。

しかも「いつか、そうなりたい」ではなく、「今すぐ」そうなること。

〝なる〟というよりは、そういう空気に包まれること。

「そうなっている自分なら、どんな選択をするだろう？」とリアルにイメージして、〝肌感覚〟を目覚めさせていく・・・。

そのきっかけとなるのが、北極流の香りなのです。

ーーなかなか想像がつきません・・・

山田
たとえば、「この香りをかぐと、子どもの頃を思い出す」といった経験ってないでしょうか？

香り（嗅覚からの情報）は脳に直接伝わるため、特定の香りをかぐと、その当時のリアルな感情を伴った記憶を思い起こす、きっかけになります。

逆に、未来の自分に必要な香りをかぐと、反射的に、自然と、〝そうなっている自分〟へ感覚が変わっていくのです。

ーー具体的には、どのような香りがありますか？

山田
北極流の香りには、主に「神社の香り」と「六龍の香り」があります。

まず「神社の香り」は、様々な神社に祀られている神様の空気を表現したもので、これまで40種類ほどつくらせていただきました。


神様にはそれぞれ〝得意分野〟がありますので、あなたの望みにふさわしい神様を見つけ、香りをまとい、その神様に応援してもらうことで、人生がよりよい方向に向かっていきます。

次に、「六龍の香り」ですが、六龍とは、生年月日から人を６つのタイプに分け、その人の本質や魅力を知る方法です。

六龍の香りとは、それぞれの龍の長所が生かされた時の〝品上がった〟空気を香りで表現したもの。

自分のなかに秘めた〝龍〟の香りをかぐことで、自分自身の魂が目覚め、本来の魅力や才能が開花します。

言ってみれば、「神社の香り」は他力（神様）に応援されるため、「六龍の香り」は自分自身のパワーを引き出すための香りなのです。

ーー山田さんが考える、香りの魅力とは？


山田
お客様とお話をさせていただくと、中には「この香りは苦手です」などとおっしゃる方がいます。

ですが、それは思い込みであることも多いんですね。

先ほどお伝えしたように、香りと記憶はセットで呼び起こされるもの。

たまたま嫌なことがあった場面で、その香りが香っていただけかもしれません。

ですので、その香りが持つ意味合いや、背景情報をていねいにお伝えし、再度香りをかいでいただくと、「あれ？案外、好きかも」なんておっしゃられる方もいます。

嫌いだったものが好きになる。

それは、その方の価値観が変わった、ということです。

嫌な記憶を乗り越えた証しですね。

自分の本心は何を望んでいて、何を必要としているか、自分では案外わからないもの。

そんな時、香りによって無意識の領域に働きかけることで、ご自身の魂を呼び覚まし、自分らしく輝くための一歩を踏み出せるように。

過去の自分を超えて、本来の自分を発揮するための〝呼び水〟となれば嬉しいです。