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カーボンスチール

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カーボンスチールとは

カーボンスチールは、エドガー・ケイシー(1877〜1945年)が提唱した健康法で用いられるアイテムです。

エドガー・ケイシーは、20世紀前半のアメリカで活躍したひとりの人物。
催眠状態で、さまざまな健康上のアドバイスを伝えたことで知られています。
彼が遺した記録は14,000件以上にもおよび、そのなかで繰り返し語られたのが、この「炭素鋼(カーボンスチール)」を身につけるという方法でした。

なぜ「炭素鋼」なのか

ここで大切なのは、素材が「炭素鋼」であるという点です。
一般的によく目にする「ステンレス」とは、まったく異なるものだとお考えください。

ステンレスは、錆びにくいように加工された金属です。
表面に薄い膜ができていて、周囲との反応がほとんど起こりません。

一方、炭素鋼は鉄と炭素を主成分とした合金で、空気や水分と触れるとすぐに反応します。
つまり、錆びやすいのです。

ケイシーの理論では、この「反応しやすさ」こそが重要だとされています。
炭素鋼は、いわば「化学的に生きている金属」。
周囲の環境と常にやりとりをしているような状態にあるのです。

現代の生活におけるカーボンスチール
ケイシーは、この炭素鋼が発する「振動」が、身体の状態を整える助けになると考えました。
彼の言葉を借りれば、「身体をイオン化する」というのです。

現代の科学では完全には解明されていませんが、炭素鋼の表面で起こる微細な電気化学反応が、生体のエネルギーの流れに何らかの影響を与えているのではないか、という仮説が立てられています。

「お守り」ではなく「法則」

ケイシー自身は、このカーボンスチールについて、興味深いことを述べています。

「これを迷信や幸運のお守りのようなものとして受け取ってはならない」

つまり、「信じれば効く」という類のものではなく、ある種の自然法則に基づいているという考え方です。

もちろん、これはケイシー独自の理論であり、現代の医学で証明されているわけではありません。
ただ、彼が「迷信ではない」と明言していた点は、知っておいていただきたいところです。

使い方

基本の使い方

ズボンの前ポケットに入れて、そけい部(脚の付け根あたり)に近い位置で持ち歩きます。

(どちらか片方のポケットでも大丈夫ですが、左右でそれぞれ一つずつ入れるのがおすすめです)

直接肌に触れる必要はありません。
布一枚を隔てた状態で大丈夫です。

なぜ「そけい部」なのか

ケイシーが「そけい部のポケット」を推奨した理由については、いくつかの解釈があります。

ご注意
そけい部には、リンパ節が集まっています。
また、大腿動脈という太い血管が体表近くを走っている場所でもあります。
身体のめぐりにとって重要なポイントであることは、解剖学的にも明らかです。

東洋医学の観点からは、このあたりは生命力に関わるエネルギーセンターとして捉えられることもあります。
大地の元素である「鉄」と「炭素」を、この場所に置くことで、身体と大地のつながりを回復させる、という考え方です。

ほかの金属と一緒に持たない

鍵やほかの硬貨と一緒にジャラジャラと入れておくのは、避けてください。

異なる金属どうしが接触すると、「ガルバニック腐食」という現象が起こりやすくなります。
錆が早く進むだけでなく、ケイシーの言う「振動」が干渉を受けてしまう可能性があるためです。

できれば、カーボンスチールだけを単独でポケットに入れるか、専用の袋や布に包んでお持ちください。

お手入れ方法

錆は「働いている証拠」

炭素鋼を使っていると、黒ずんだり、赤錆が出てきたりすることがあります。

これを見て「傷んでしまった」と思われるかもしれません。
しかし、電気化学的な視点で見れば、錆が発生しているということは「エネルギーのやりとりが起きている証拠」でもあります。

ケイシー療法の実践者のあいだでは、「体調がすぐれないときほど、コインが激しく錆びる」という報告もあります。
科学的な立証は難しいのですが、興味深い現象として知られています。

紙やすりで磨く

錆が目立ってきたら、紙やすり(サンドペーパー)で表面を磨いてください。
目の細かさは#200〜#400くらいが目安です。

これは、単に見た目をきれいにするためだけではありません。
酸化した膜を取り除いて、「活性な金属面」を常に露出させておくことが大切です。

ケイシーの理論に基づけば、酸化膜で覆われきった状態では、本来の働きが発揮されにくくなります。
定期的なお手入れを、ひとつの習慣として取り入れていただければと思います。

長期間使わないときは

しばらく使わない場合は、薄く油(椿油など)を塗って、湿気の少ない場所に保管してください。
放置すると、腐食が進みすぎてしまうことがあります。

現代の生活におけるカーボンスチール

ケイシーが活動していた1930〜40年代と、いまの時代では、生活環境が大きく異なります。

当時、ひとびとは自然素材に囲まれて暮らしていました。
しかし現代では、ゴム底の靴、合成樹脂の床材、電磁波が充満した空間など、身体が本来持っていた「大地とのつながり」が希薄になっているとも言われています。

そうした現代生活において、ポケットのなかの小さな炭素鋼は、地球とのエネルギー的な接続を思い出させてくれる「錨(いかり)」のような存在かもしれません。

高価な機器や化学物質に頼りがちな時代だからこそ、シンプルな金属片を身につけるという選択には、ある種の豊かさがあるように感じます。

ご注意

・カーボンスチールは、医療機器や医薬品ではありません。病気の治療や予防を目的としたものではありませんので、ご了承ください。

・金属アレルギーのある方は、布越しに使用するなど、直接肌に触れないようご注意ください。

・錆が衣類に付着する場合があります。気になる方は、布袋などに入れてお持ちください。